藍染め×象革
徳島県指定無形文化財「阿波正藍染法」によって仕上げられた蛇革。
阿波地方の藍は、藍染料の中でも高品質な阿波藍として扱われ、その品高さから『正藍』と呼ばれて高く評価され、「JAPAN BLUE」として世界に知られています。
原料である藍を発酵させて作った染料に入れ染色を行います。
一度で染められない為、染める・乾かすの工程を何度も繰り返すことで、天然藍ならではの色の深みがとても魅力となっています。経年変化も深みのある色味と光沢に変化していきます。
希少な象革に、日本伝統の藍染めを重ねた特別な逸品。
象革ならではの荒々しくも美しいシボ模様に、天然藍の濃淡が染み込み、まるで自然が描いたアートのような表情を見せます。
革が好きな方にはたまらない、厚みとコシのある素材感。使い込むほどにしっとりと手に馴染み、深い艶が現れます。
そして藍染めならではの“青の奥行き”は、見る角度や光の加減で表情を変え、持つ人の個性を映し出します。
ひとつとして同じものはない、まさに「育てる楽しみ」がある財布。
革と藍、そのどちらにも強い愛を持つ方にこそ届けたい、渾身の一作です。