藍染め×ヌバック
今から15 年前に開発がスタートした藍染レザー。約5 年の試行錯誤のすえに完成し、2015 年の商品化から10 年を機に、、新たな藍染レザーが登場。
約6年にわたる構想と開発を経て誕生した「藍染ヌバックレザー」は、伝統と革新が融合した特別な素材です。
インディゴ染め特有の発色の難しさや、革の仕上がりが下地に左右される繊細な工程を、一つひとつ克服して完成したこの革は、従来の藍染にはない深みのある色合いと、やわらかな質感を実現しました。
高温のタイコによって生まれる繊細なシボ感。さらに、表面を丁寧に削り出すことで得られる起毛は、しっとりと手に馴染み、ふっくらとした優しい手触りに仕上がっています。染色工程も通常より多く、ヌバック加工の手間を惜しまず施すことで、他にはない味わい深さが生まれました。
使い込むほどに、並み立つシボが落ち着き、表面にほのかな光沢が現れます。色味も徐々に深く濃く変化し、自分だけの表情へと育っていきます。毛並みの移ろいと共に、革そのものの風合いと藍の色の奥行きをぜひお楽しみください。